皆様、改めまして、明けましておめでとうございます。
サンクスラボの代表をしております、村上タクオでございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、コロナ禍の余波も引きずりながら、ロシアによるウクライナ侵攻、世界的なインフレ等、世界情勢にも不安が募る2022年ではありましたが、私たちサンクスラボは、皆様のおかげで昨年12月に7周年を迎えさせてもらいました。
また、私自身も、2002年、日韓ワールドカップの年に最初に起業した前身のさらに前身ともいえる会社(個人的には弊社が3度目の起業)から数えて、社長業20周年の節目を迎えさせてもらいました。
皆様に、周囲に、社会に、自然に、すべてによって生かされている気持ちを想いながら、恒例としている振り返りと年初のご挨拶をさせていただきます。
(少々長文なのと、今年の年初挨拶は私事も多めなのでご注意くださいw)
まずはじめに、私たちの取り組みを簡単にご紹介いたします。
「IT×福祉」をテーマとし、デジタル社会において障がい等のある方々の活躍を後押しすることで、地域社会に貢献する事業を約400名の体制(日本を中心にベトナムと韓国を含む3か国)にて行っております。
サンクスラボの主要事業としては、以下の「IT事業」と「福祉事業」をしています。
[補足]
IT事業では、デジタル領域において障がいのある方々が活躍できる多様な業務につなげていくこと軸としつつ、それぞれのサービスにおいても地方の活性化、機能性やマイノリティへの提案、心温まるコミュニティ等、独自の価値を意識したサービスを展開しています。各種BPO業務にて活躍している障がい者人材が、障がい者雇用支援サービスを通じてそのまま取引企業に就職していくことも珍しくなく、よい循環ができつつあります。専門性の高いプログラミングや3DCGは、ベトナム(ホーチミン)と国内のリモート体制でのエンジニアチームが、ウェブ・アプリ・ゲームを中心としたソフトウェア開発・CG制作をしております。先端分野のウェブ3やメタバースの革新的な可能性にも関心を深めており、例えば、Play to Earn(ユーザーがウェブ3ゲームをプレイして稼ぐ)の概念やNFT(偽造不可能な所有証明書付きのデータ)によりデジタルコンテンツの所有化や資産化が可能となる概念もすでに生まれており、今後は法整備も進められ、まだ徐々にではあるが大衆的にも広がることでしょう。このような新しい経済概念が、障がいのある方々にとっての「新たな仕事の概念」にもつなげていけると期待しています。
[補足]
福祉事業では、障がい者等の支援のための福祉施設の運営をしております。主に就労支援施設(就労継続支援事業所)にて障がいのある方の支援や育成を行い、その方々と上述のIT事業において取り組んでいる多様なサービス運営やBPO業務を行い、さらに障がい者雇用支援サービスをはじめとする機会を通じて企業に就職をし、安定して効果的な就労ができるよう持続的な支援を行うこと及びそれらの循環が、弊社の基盤となる事業構造(以下、基盤事業)です。テレワークを活用した在宅や遠隔地(離島等)での支援にも積極的に取り組んでいます。また、児童療育(放課後等デイサービス)では、障がいや発達等に不安のある未就労(小中高生)児童が未来で生きやすくなることと、未就労の児童期からデジタル社会の良き就労生活につなげることを意識した支援をしています。訪問医療では、就労や療育への直接的な支援だけでなく、同時に疾患そのものや内面のケアをより深めていくことで相乗的な支援につなげるための新たな取り組みとしてはじめており、精神科看護による精神疾患者への支援、長期視野では高齢の方への支援の期待もしています。
その他の事業として、以下の取り組みをしています。
[補足]
地球規模の環境課題である珊瑚保全と共に、AI等の進化により仕事自体が激減していく遠くない将来(例えばUNIQLOのレジが無人化に向けて変わっていくように。)も見据え、SDGsやESGの長期トレンドのビジネス市場の拡大を見越し、障がいのある方々のための「新たな仕事の概念」を創出すること、そして珊瑚生殖地域の地方創生、カーボンニュートラルへ(2050年に向けた温室効果ガスの実質100%削減)の貢献を目的としています。また、珊瑚保全における障がい者就労支援では、中度・重度の障がいともされる方々にも新たな活躍の場を創り出します。(今年は主要事業との連携を深めていきます。)
[補足]
障がい者就労支援の事業において蓄積したノウハウ等を活用することで、絶対的貧困が大多数の地域において、日本語以外の多言語にて国際福祉としての必要性と可能性を感じ、海外協力隊でも知られる独立行政法人国際協力機構にも関わらせてもらいながら、東アフリカ・ルワンダ共和国にて試験的に取り組んでいます。コロナ禍でしばらく動きが止まってましたが、今年からまた再開します。英語をはじめ先進主要言語が集まり、人口爆発を続けるアフリカ大陸において、イノベーティブな地域貢献となるチャレンジに、遠くない未来でつなげていきたい期待もあります。(当面は収益の期待もせずに無理のない範囲での取り組みとなりますが、私たちだからできる貢献につなげていきたい気持ちでいます。)
[補足]
私自身もかつて約10年に渡り海外生活(ソウル・上海・ホーチミン)しており、弊社の背景としても思い入れの強い韓国との取り組みであり、日本と韓国の架け橋となる事業です。今はまだ注力できてませんが、現在は日本と韓国、やがては日本とアジア、アジアと世界、そして世界の人々がポジティブにつながる互いを尊重し合える国際交流の機会を創ることで、世界の平和につながる気付きを創出したい気持ちでいます。国内外の障がいある方や貧困に課題のある方等の社会で活躍に課題のある方々の活躍の場につなげていきたい期待もあります。


そんな2022年、私の振り返りは、「痛恨の気付きと5%の変容を感じた1年」とまとめます。
2022年は、「心をつなぐ旅をはじめる1年」をテーマとしてスタートした1年でしたが、結果としては「心をつなぐ旅」がはじまった実感がある1年でした。(今年も心をつなぐ旅が楽しみです。)
一方で、心労が続いた苦悩の1年でもありました。(泣きたい夜もありましたw)
組織内にて弊社創業初期の頃からの古参社員との残念だった確執、事業運営上におけるコンプライアンスの課題が生じ、経営管理体制の脆弱さを痛感し、深い反省をすることになりました。
この反省を真摯に受け止め、経営者として生涯忘れることない肥やしとすると共に、再発防止、安心安全な経営管理による会社運営、組織運営、事業運営に努めて参ります。(コンプライアンス室の新設もしました。)
ここ数年、経営資源の配分が分散傾向になっていた経営方針を見直し、当面の間、改めて「基盤事業に集中する方針転換」を昨年秋に意思決定しました。
方針転換するあたり、全体およびそれぞれの事業の戦略性が練り切れてないことも痛感し、反省と同時に深い学びとなる気付きがありました。
過去に方針を意思決定したとき、そのときそのときは熟考したつもりで、最良と思って判断し行動してきたわけですが、いつの間にかハマっていることにも気付かずに落とし穴にハマりかけていたように感じてます。
現時点の視座で俯瞰すると、自滅的な行動に感じる点がいくつもあります。
一方で、達成すべき標的に向けて、分散傾向な方針による複数の打ち手によって得られた機会や、コロナ禍およびその期間における業界環境の変化も方針転換につながる好機になってもいるので、一定は必要なプロセスでもあったとも捉えられ、意思決定や経営の奥深さも感じています。
確実に変わり続けていく日々の中、方針転換した現方針も万全ではありません。
随時の前提も疑い、錬り切ったつもりにならず、大局的にも局所的にも双方的にも錬りに練り続け、高い戦略性を意識すること(なるべく肚落ちしたイメージができていること)が、速度感と共にとても大切と捉えています。
複数の痛恨の反省や気付きを通じ、ぶつかって体感的に覚えていくことや転んでも起き上がることには一定の自負もある私ですが、会社や事業の規模やフェーズも踏まえ、そもそもぶつからないように念入りな想定と事前の備えの「守り」の意識、そして戦略性の意識を重要かつ優先度をしっかり高めて参ります。
とはいえ、「知る」と「わかる」は違うとも言うように、行動からの改善、経験からの体得をすること、そして失敗を称えるチャレンジ精神は大切に、「攻め」と「守り」をしっかり統合させたいと思います。
基盤事業への集中を深める方針転換に伴い事業の撤退を判断した際には、とても複雑な心境を感じました。
任期満了による経営幹部との別れもあり、切ない気持ちや心細さも感じました。(またなんらかご一緒できることを楽しみにしています。改めておつかれさまでした。感謝です。)
個人的にも年初の1月に頸椎の嚢腫(良性)による激しい神経痛に悩まされ1か月ほど首にコルセット生活となったり、春には母がわりと大きな手術を受け、よく回復してくれたものの数か月に渡り心配が続きました。(健康、そして家族の大切さにもしみじみと気付きがありました。)
このように昨年の苦悩(反省、心配)も含め、多くの気づきを深く感じた1年となりました。
慌ただしかった仕事だけでなく、直接的な日々の仕事以外の学びを深めることができた1年でもありました。
今になって想えば、4か5年くらい前からいつの間にか、心の葛藤を感じながら生きていた私ですが、昨年も自己探求を続け、理性に偏って生きてきた数十年間、閉じていた自分の感性というか心の火種みたいなものが、心の学びを通じて5%くらい拓けた感じを体感できたように感じていてうれしいです。(この火種を大切にしていきたいです。)
一昨年(2021年)6月に出逢った、カウンセラー・セラピスト養成のための心の学びのためスクール(岡部明美さんのLPL養成講座)に、自らの探求や再発見、新しい時代の真の豊かさ、命が歓ぶ生き方こそが最大の他者貢献であるということを感じたく昨年も通いました。閉じていた本当の自分の心が少し拓けた実感ができたこと、人生の目的(ミッション/ビジョン)が意識できた喜びがありました。心の学びもまだまだ未熟で、カウンセラーやセラピスト側の方々に支えてもらってばかりの私には、それなりに気まずい劣等感があるのですが、それも含めて不思議な居心地のよさや居場所感をくれているLPLのコミュニティにも感謝です。
同じく一昨年(2021年)春から、ビジネススクール(事業構想大学院大学)に通っており、日頃考えない、気付かない、インプットしない視点にて、クラスメイトらの多様な事業構想案に思考を深められたことが楽しく、珊瑚保全事業の具現化に向けて先生方から継続的にもらったフィードバックやアドバイスがとても有難かったです。
ビジネスの実践が中心となっている日々の生活では巡り合わない師や仲間との関係を深められたことに感謝と喜びを感じています。

心の学びにおいて意識を深められた、私の人生の目的(ミッション/ビジョン)、そして弊社の理念刷新の方向性についても少しだけ触れておきます。
私自身、何のために命を使うのか、人生の目的として整えられた答えは、「Enjoy , Social Impact !」、つまり「社会によいインパクトを楽しむ」です。
経済活動を通じて持続可能に、社会によいインパクトをつくりたいと想い続け、社会貢献性と共に収益性の両輪の実現にチャレンジを長年しているつもりではありますが、ありのままの自分(本当の自分)が、そのチャレンジの実現および実現のためのプロセス(過程の日々)を「楽しむ!」ことこそが、本当の目的であることに気付くことができ、わくわくとした希望を感じる温かい気持ちが湧いてきました。
少し脱線しますが、心の学びを通じて、根底にある社会によいインパクトをつくりたい私の想いは、家業や家族環境による幼少期からの影響が大きかったと感じています。
会社や事業の経営を代々している家系にて生まれ育ち、家業は曾祖父が111年前に創業(株式会社 日山)し、現在に至っても優良な中小企業であり、100年以上に渡り、和牛を軸に安心安全の厳選した精肉が食卓を通じて人々や地域を豊かにし、創業期には、明治時代後期から大正時代において肉食文化が大衆化していく我が国の近代食文化への発展の一端を担ってきたともいえる、それらのすばらしい在り方に影響を受けていることが起因しています。
また、次男として生まれた私にも家業への期待をされて育ちましたが、長年の葛藤もあり、家業を軸とした生き方ではない道を20歳のときに選択した私は、私なりにも経済活動を通じて社会へのすばらしい貢献を果たすことで、「認められたい」という感情が奥深く根強くあることも起因していることに、心の学びによって気付けました。
そのような意識と無意識における葛藤やコンプレックス的な気持ちが長年の幾多の空回りを生じさせてきたように思いますが、その気持ちに寄り添いながらも、今となっては有難い原動力になっていると俯瞰して感じられてもいます。
本質的な目的と捉えられた「楽しむ!」の沸き立つ気持ちは、長くなるので詳細は割愛しますが、生まれたときから現在までに感じてきたことや行動してきたことの振り返り、カウンセラーやセラピストとのセッションを通じて、本当の自分(ありのままの自分)らしさに向き合いながら、その自分の命の喜びとしての「楽しむ!」を思い出せた感じがあります。
幼少期から今に至るまでの振り返りでつながっていた、「仲間と冒険」のキーワードが特に印象的でもありました。
話を戻しますと、「命が歓ぶ生き方こそが最大の他者貢献」との心の学びの教えの通り、社会に良いインパクトをつくるための、「今」という日々のプロセスを「楽しむ!」ことが、ベストなパフォーマンスにより、一層にきらめく社会によいインパクトの波紋として広がっていくことであろうと楽しみに、楽しみたいと思います。
生んでくれて、育ててくれた両親に感謝をし、この社会によかれと想うインパクトを創造するプロセスを「楽しむ!」人生を生き切りたいと思います。
そして、まだまだ未熟な心の学びを深めていきたいと思います。
また、その私の人生の目的と整えた「Enjoy , Social Impact !」を、会社や組織の理念(ミッション/ビジョン/バリュー)においても、サンクスラボのパートナーをはじめとする、関わる人々との喜びにも重ねていきたいと思っており、改めて私たちサンクスラボが何のために存在しているのか、そのためにもどう在りたいのかの根底ともいえる、全社としての理念全体となるビジョン(目指す世界観)、ミッション(果たすべき使命)、バリュー(行動指針)の刷新にも向き合いはじめています。
※サンクスラボでは、組織や事業の運営に関わるメンバー(所属する社員や経営陣等)のことを「パートナー」と呼称しています。
理念全体の刷新の骨子となる大枠を昨年すでに向き合っており、全社チーム内のフィードバックも踏まえて味わいながら、今年の前半には完成する予定です。(ご期待ください!)
理念全体の刷新、そして今後の第2創業期に向け、私たちは、社会性と経済性(収益性)の2つの輪の実現と共に、「心をつなぐ」、その精神性を含む3つの輪を重ねていくことを大切に深めていきたいと考えています。

昨年の秋には、サンクスラボ・リーダーズワークショップ2022と題して、理念全体の刷新および全社方針の共有において、全社のリーダーおよびマネージャーが集い、語り合い、今後に向けたキックオフができたこと、ワークショップの開催前後を含む空気感が、まだ小さな火種ではありながらも、まさに「心をつなぐ旅のはじまり」が実感できる喜びでした。(段取りの都合で全社への共有およびキックオフはまだできていませんが、今年しっかりと共感を深めながら取り組んでいきます!)
また、昨年は、理念の刷新、心をつなぐ組織開発、方針立案と推進、珊瑚保全の新規事業化と推進、既存事業の推進等、そして私自身の心の整えにまで渡り、コンサルタント、メンター、カウンセラー、セラピスト、漁師さん、相談役等の企業や個人を含む社外の多くのパートナーの方々にも多分に力を貸していただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

肝心の業績においては、多分な反省、方針転換、事業撤退もありながら、チーム・サンクスラボ・パートナーの尽力により、昨年も全体としては堅調に推移しており、今後の伸びしろや手応えも感じられています。
特に企業向けの障がい者雇用支援サービス「サテラボ」が好評いただいており、成長しています。(おかげ様で、大企業や上場企業との取引実績も増えています。)
今年、2023年春以降の法改定では、企業の障がい者法定雇用率 2.3% ⇒ 2.6% への引き上げとも予想されていますので、障がい者雇用に関心をお持ちの企業の方は、ぜひとも以下の弊社のサービスをご検討ください。(障がい者雇用が必要な企業様のご紹介をいただけるととても嬉しいです。ご提案にも自信あります!)
https://www.satellitelab.net

さて、突き抜けてゆく2023年の私のテーマですが、「第2創業期につなげる1年」といたします。
反省、学び、気付きの多い昨年でしたが、今年はそれらを肥やしとし、理念全体の刷新と浸透、優位性と独自性の高い基盤事業への更なる進化、グループ各社の組織再編、「守り」と「仕組化」を意識した各種管理体制・業務プロセス・DXの強化及び見直し、心をつなぐ組織文化の育み、人材育成環境の構築、安心&チャレンジの働き甲斐や働きやすい環境の醸成、ブランディングや広報の着手、中期経営計画の策定などなど、短中長期のバランスを考慮し、基盤事業に集中の方針にブレず、やることの優先順位、やらないことへの意識も高めて取り組んで参ります。
これらがまさか1年で仕上がるわけではありませんが、今年のこれらの取り組みを通じて、確固たる手応えのある火種のようなものがしっかり感じられる年末を迎えられれるよう尽力します。
そして、その火種を大きく育んでいくフェーズとしての第2創業期を、来年、チーム・サンクスラボが迎えられることを期待しています。
昨年のテーマで旅のはじまりを実感できた「心と心をつなぐ旅」は、もちろん今年も続けていき、社会性、経済性、そして精神性の3つの輪を重ねていきます。公私ともに私自身の在り方としても、かなり思考や理性に偏ってきたここ20数年でしたが、心の学びで拓きはじめた感のある感性を大切に、意図的に「考えること」よりも「感じること」、つまり「心」を引き続き大切に意識したいと思います。
だいぶ内輪な話になりますが、もうひとつ、「社内に伝えたい大切なこと」として、今年の前半とても重要になるのが、昨年秋の意思決定による方針転換の具体的な推進です。
まず、大きくテコ入れが必要であったり、見込みの薄い事業は早期に撤退を判断し、昨年末までに事業撤退の段取りをし、従事してくれていたパートナーには集中する基盤事業への貢献のために異動をしてもらいます。(辛い心境の中、方針を理解し、撤退に尽力してくれたパートナーのみなさん、ありがとうございました。)
次に重要となるのが、集中する基盤事業にさらに経営資源を集めつつ、残る他の事業を安定かつ効果的にどう活かすかです。
基盤事業に集中するにあたり、他の事業に従事する人員(パートナー)や予算等の資源を基盤事業の役割に移動するであったり、他の事業の推進自体を基盤事業へ直接的にも貢献できるようにするであったり、資源を減らしながらも他のそれぞれの事業での成長機会に対して創意工夫や取捨選択をして成長させるであったり等の具体的な検討が必要になります。
これから戦略性をさらに練りながら今春にかけて具体的に段取りしていくにあたり、複雑な心境や不安に感じさせることもあるかもですし、しんがりを担ってもらう必要もあるかもしれませんが、チーム・サンクスラボがワンチームにて、基盤事業に集中する方針による全体としての成果を全員で実現させ、よき第2創業期のキックオフに、ぜひともつなげたいです。
「サンクスラボ・全パートナーのみなさん、それぞれの事業において期待や役割の調整が必要になる際には、理解と協力、ぜひともよろしくお願いします!」
方針転換により、基盤事業が優位性と独自性の高いさらなる進化を遂げることと、このような転換期だからこその創意工夫や取捨選択が、他の事業にとっても思いもよらない進化につながることも期待しています。
これを乗り越えた先に、基盤事業と他の事業が、それぞれの優位性と独自性、双方の相乗効果が深まり、来年はじまるであろうサンクスラボの第2創業期において、進化した基盤事業と他の事業をしっかりと連結させていきます。
それがその後に描く「ITx福祉」の事業構想の核となり、サンクスラボの深さと広さの躍進による、それぞれの地域のできるだけ多くの方への貢献の輪と、パートナーのみなさんとの喜びの輪を重ねていけることと信じています。
すべての皆様へ、サンクスラボの求人の告知ですw
このような想いのサンクスラボは、第2創業期に向けた火種を育んでいくにあたり、各職種、各地域(沖縄・九州・中国地方の勤務、職種によりフルリモートもOK)におきまして、一緒に活動していく仲間(パートナー)を幅広く募集中です。(興味を感じてくれた方は以下のURLをご覧ください。周囲の方への案内も大歓迎です。)
【募集一覧:インディードのリンクはこちら】
そして、チーム・サンクスラボの中核メンバーである私のKPTといたしまして。
※Keepを維持、Problemの改善は前提として、その一部重複および追加のトライを以下に記載。
昨年の年初挨拶にてトライとしていた平均1日歩数(7,000歩)の結果報告ですが、昨年の1日平均歩数はスマホの万歩計によると約5,600歩でした。(その前の2021年は6,700歩。)
続いて趣味の読書についてですが、昨年は、割とハードだった仕事以外の時間は、心の学びやビジネススクールに時間を割いていたこともあり、例年に比べて読書量が少なかった印象です。今年は50冊以上、読みたいイメージです。
昨年、印象に残ったの5冊を厳選して紹介いたします。
心の学びを通じて出逢ったエニアグラム(性格診断)。「人間は生まれながらに9つのタイプに分けられる」という考え方で、相手の思考、価値観、行動パターンを一定の理解や想像ができることで、自己理解・他者理解・相互受容を深めることにつながります。組織運営においても実践していきたいです。
「よい戦略は、最も効果の上がるひとつかふたつの決定的な目標にエネルギーとリソースを集中投下し、たくさんある課題から重要な課題に集中し、それを達成することによって次々と新しい展開につなげていく。何かを集中(優先)すれば、それ以外は捨てることになる。狙いを定めて一貫性のある行動を組織しすでにある強み活かすだけでなく新たな強みを生み出す。悪い戦略とは、良い戦略を練り上げるためのハードワークを避けた結果である。」のようなことが書かれていました。錬りに練る戦略性の大切さを痛感する中で、ブレずに参考にしたいと思っています。
独自視点の沖縄から貧困がなくならない理由の説明から、日本および現代社会の問題を根源的に治癒として、「人の関心に関心を注ぐこと」、そして「人が自分が愛することの手助け」を基軸とした社会を提言されており、弊社にて理念全体の刷新をしていく上で、近しい世界観を感じ共感しました。沖縄に関心がある人には特におススメです。
「人生でしなければならない一番大切な仕事は、思い出づくり。最後に残るのは、思い出だけ。」、老後に貯蓄を残すより元気で健康な時に積極的にお金を使って「経験」を積むことの重要性を説いています。経験は尽きることない「配当」を与えてくれる。時間とお金という限りある資源をどう使うかを考えるにあたり、とても新鮮な気付きがありました。忙しさを理由にせず、実践につなげていきたいです。
「数字より感情、計画より直感、思考より衝動」、数値で測れることや可視化できるものばかりを見るのではなく、目に見えない感情を大切すること。私たちが目指したいイメージである「心をつなぐ企業文化」に参考になったことと、それを大成功したITベンチャー企業の経営者が自身の経験を踏まえて赤裸々に語られており励みになりました。

個人的な趣味として、たまに詠っている気まぐれ短歌についても2022年のベスト句を共有させていただきます。
「錬りに練り 唸り捻りて 絞り切り 良き浮かぶ策 濃く学ぶ夏」
(ねりにねり うなりひねりて しぼりきり よきうかぶさく こくまなぶなつ)
[解説]
練り切れてない戦略性の課題を感じ、方針転換を検討するにあたり、悪い戦略とは、「良い戦略を練り上げるためのハードワークを避けた結果である。」との学びの言葉を胸に、会議室に籠り、あーでもない、こーでもないと煮え切らない時間も過ごしながら、まさに唸りながらに捻り出した方策は、錬りに練られた肚落ち感もあり、戦略性をハードに錬り上げる体感ができた方策の立案につなげた夏の日に詠んだ一句です。その後の具体的な方針転換に直結しています。引き続き錬りに練り続けたいと思います。

長くなりましたが、締めに入ります。
昨年の滞在エリアですが、コロナ禍の一定の緩和もあり各地を訪ねさせてもらいました。
離島での取り組みをはじめられたこともあり、訪ねた離島も共有いたします。
「アイディアやクリエイティブと移動距離は比例する」、と耳にすることもあります。
コロナ禍の不安も残ってはおりますが、新たな開拓のための出張や旅行をはじめとする移動の機会は、なるべく増やしたいと思います。
出張先や旅先では、気まぐれに一句、詠いたいと思います!
私の主な拠点での沖縄生活は、早いもので丸7年となりました。
沖縄でのサンゴ保全活動も一層深めていくにあたり、今年も沖縄を主な生活拠点として、およそ毎月東京との行き来をしつつ、九州や本州の各地を必要に応じてフットワークよく移動し、たまに海外にもいけるようになるとよいかと思っています。

わざわざ最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございます。
それではみなさん、2023年、「第2創業につなげる1年」のはじまりです。
チーム・サンクスラボ、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
以上です。
※昨年2022の年初挨拶も参考にリンクしておきます。
※文中に登場させた手前もありw、家業「日本橋 日山(ひやま)」のいくつかのお店を宣伝させていただきます。(ご贔屓のほど、どうぞよろしくお願いします。)