ソーシャルグッド型の障がい者雇用創出活動「里海珊瑚プロジェクト」に、スイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」が参画しました。これは、「タグ・ホイヤー」が推進するダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）の一環として行われたものです。

「里海珊瑚プロジェクト」では、サンクスラボの養殖所で障がいのある方々が約1年かけてサンゴの苗を育てています。一定の大きさに成長したサンゴは、糸満漁業協同組合与根支部の協力を得て沖縄県内の海に植え付け、サンゴ保全につなげています。

タグ・ホイヤー参画について

この度、スイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」が、本プロジェクトの理念に共感し、海洋保全とダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）推進の取り組みとして参画しました。「タグ・ホイヤー」は、海洋保全と社会的包摂の考え方を組み合わせた「里海珊瑚プロジェクト」を通じて、持続可能性と多様性へのコミットメントを示しています。この取り組みは、耐久性と正確な計時で知られ、海中での冒険を象徴するタグ・ホイヤー アクアレーサー コレクションの精神とも調和し、同ブランドの価値観を表すものとなっています。

「タグ・ホイヤー」は2024年5月より本プロジェクトに参加しました。障がいを持つ「タグ・ホイヤー」の社員による1年間のサンゴ陸上養殖を経て、2025年6月にサンゴの植え付けを実施しました。「タグ・ホイヤー」は、「里海珊瑚プロジェクト」を共に推進するパートナーとして今後も継続的に取り組みを行います。さらに、エキシビション等の開催を通じて、タイムピースにインスピレーションを与える生態系を、積極的に保護・復元する活動に取り組んでいきます。

「タグ・ホイヤー」は、先進技術の活用や地域との連携、そして包括的な雇用の取り組みを進めています。これらを組み合わせることで、未来の世代がアクアレーサーの精神を象徴する水中世界を探索し、その魅力を長く感じ続けられる社会の実現を目指しています。

タグ・ホイヤー社員によるサンゴの陸上養殖について

サンクスラボ本社近くの養殖所では、約50台の水槽が稼働しています。障がいのあるタグ・ホイヤー社員が、デジタルサイネージによる水槽モニタリングや水槽データ管理アプリケーションなどのデジタルツールやIoT技術を活用し、水質検査、エサやり、水槽メンテナンスなどの飼育業務を行いました。

2025年6月には、糸満漁業協同組合与根支部の協力を得て、那覇空港南沖の基盤に陸上で育てたサンゴの植え付けを実施しました。

里海珊瑚プロジェクトについて

海水温上昇によるサンゴの白化が深刻化する中、企業・自治体・漁協などが協働し、サンゴを陸上で育てて海へ還す「里海づくり」を目指す取り組みです。陸上養殖では、障がいのある方が、デジタル技術を駆使した「水槽DX」を活用し、水槽環境の管理を通じて、安定したサンゴの生育を行います。

これにより、障がいのある方がスキルを習得し、経済活動に参画できる環境を整えます。同時に、彼らの社会的・経済的な自立と、自身の能力や個性を持続的に発揮できる場の創出を目指しています。

（取り組み・実績紹介：障がい者とデジタルの活⽤によるサンゴ保全事業⾥海珊瑚プロジェクト）

『タグ・ホイヤー アクアレーサー』について

「タグ・ホイヤー アクアレーサー」は、深海での冒険を求める人々のために生まれたコレクションです。高い耐久性、防水性、正確な計時、夜光塗料を施したインデックスなど、過酷な状況のダイビングでも性能を発揮するよう設計されています。

（参考：タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300）

参考：
障がい者雇用により海の環境保全を実現する「里海珊瑚プロジェクト」に、ダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）推進の一環として、スイスの高級時計ブランド『タグ・ホイヤー』が参画（PR TIMES）