「里海珊瑚プロジェクト」が大阪・関西万博『BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)』に催事参加

#お知らせ 2025.08.20
里海珊瑚プロジェクト

サンクスラボの子会社である「里海珊瑚プロジェクト」は、2025年9月15日(月)~10月12日(日)まで大阪・関西万博の『BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)』に催事参加いたします。

本催事では、障がい者雇用を通じて海の環境保全に取り組む『里海珊瑚プロジェクト』の活動をご紹介します。パビリオン内のブースでは、生態系におけるサンゴの重要性や、現在の深刻な状況をわかりやすく解説するパネル展示を行います。また、生きたサンゴを間近で観察できる水槽展示や、白化したサンゴに触れていただける体験コンテンツもご用意し、サンゴをきっかけに海の未来について考えていただける場を提供します。

万博催事参加の背景

障がい者雇用 × 海洋保全が実現する持続可能な社会モデル

2026年7月には、障がい者の法定雇用率が2.5%から2.7%へ引き上げられます。また、自然資本への配慮を求める国際的な潮流として、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)による情報開示も広がっており、日本国内でも企業や団体の自主的な情報開示が進むことが予想されています。

一方、海洋保全の必要性も高まっています。サンゴ礁には海洋生物の約25%が生息するといわれており、非常に重要な生態系を形成しています。しかし、国内最大のサンゴ礁では84%が白化していると報じられるなど、状況は深刻です。環境省も「サンゴ礁生態系保全行動計画」を推進し、保全活動を強化しています。

こうした社会背景を受け、「里海珊瑚プロジェクト」が立ち上がりました。沖縄県の養殖所では、飼育技術を習得した障がいのある方々が「水槽DX」と呼ばれるデジタル管理技術を活用し、水温や水質を細かく調整しながらサンゴを育成しています。成長したサンゴは、糸満漁業協同組合与根支部の協力のもと沖縄県内の海へ植え付け、生態系の保全に貢献しています。

今回の万博催事参加を通じて、サンゴ保全の重要性や「里海珊瑚プロジェクト」の取り組みを、より多くの方に知っていただける機会となることを期待しています。

展示概要

  • 開催期間:2025年9月15日(月)~10月12日(日)
  • 開催場所:大阪・関西万博『BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)』・Dome C
  • 展示内容
    • サンゴの現状と里海珊瑚プロジェクトの活動内容がわかるパネルの展示
    • 生きたサンゴとサンゴの植え付け基盤をご覧いただける水槽の展示
    • 白化サンゴに触れていただけるコンテンツの提供

また、催事参加に先立ち、8月18日(月)には「里海珊瑚プロジェクト」の公式Webサイトを公開しました。プロジェクトの取り組みや実績、そして私たちが目指す未来への想いを多くの方に届けるための第一歩となれば幸いです。

「里海珊瑚プロジェクト」この水槽は、海に社会に、未来につながります。

里海珊瑚プロジェクトについて

海水温上昇によるサンゴの白化が深刻化する中、企業・自治体・漁協などが協働し、サンゴを陸上で育てて海へ還す「里海づくり」を目指す取り組みです。陸上養殖では、障がいのある方が、デジタル技術を駆使した「水槽DX」を活用し、水槽環境の管理を通じて、安定したサンゴの生育を行います。

これにより、障がいのある方がスキルを習得し、経済活動に参画できる環境を整えます。同時に、彼らの社会的・経済的な自立と、自身の能力や個性を持続的に発揮できる場の創出を目指しています。

(取り組み・実績紹介:障がい者とデジタルの活⽤によるサンゴ保全事業⾥海珊瑚プロジェクト

里海珊瑚プロジェクトメンバーとオフィスで養殖中のサンゴ


参考:
【障がい者雇用により海の環境保全を実現する「里海珊瑚プロジェクト」】が、大阪・関西万博『BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)』に9月15日より催事参加(PR TIMES)

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