皆様、改めまして、明けましておめでとうございます。
サンクスラボの代表をしております、村上タクオでございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
引き続きコロナ禍と寄り添った2021年、本当におつかれさまでした。
オミクロン株による第6波と共に、ウィズコロナ時代の到来を改めて感じながら、恒例としている昨年の振り返りと年初のご挨拶をさせていただきます。
まずはじめに、私たちの取り組みを簡単にご紹介いたします。
「IT×福祉」をテーマとし、デジタル社会において障がい等のハンディキャップのある方々の活躍を後押しすることで、地域社会に貢献する事業を約300名の体制(日本を中心にベトナムと韓国を含む3か国)にて行っております。
を行っています。

そして2021年、以下の新たな取り組みを開始いたしました。

そんな2021年、私の振り返りは、「自己探求と新たな出逢いの1年」とまとめます。
2021年は、「コロナ禍を強くサバイブする1年」をテーマとしてスタートしました。まさにコロナ禍により緊急事態宣言やまん延防止が年始の1月8日からはじまりGW前後にしばらく緩和されていたものの、10月31日まで続き、まさにコロナ禍が続いた1年でありました。コロナ禍をサバイブという意味では、かなりの緊張感をもって臨んでいたことと、パートナーの尽力により、個別の事業への影響はありながらも全体としては成長を続けることもでき、新たな機会や組織の強化につなげることができました。
※サンクスラボでは、組織&事業の運営メンバー(従業員及び経営陣)を「パートナー」と呼称しています。
サバイブ(英語では survive)を、困難を乗り越え社会で生き残ることや組織や自らがその社会での存在意義や役割を確保するという意味合いも含めると定義していましが、まさに自己や組織の存在意義に向き合うこともでき、掲げたテーマ通り「力強いサバイブ」ができたのかと感じています。
2021年は、私自身に変化の兆しが感じられた1年でもありました。
「四十にして惑わず」と孔子の言葉にありますが、「四十にして惑う」、そんな数年の時期を過ごしているように思います。
今思えば3年くらい前、四十路が近づく39歳前後くらいから、心の葛藤みたいなものがあったように感じています。
「どう生きていくか」と勢い余ってがむしゃらに駆け抜けてきた20代、30代を終えるにあたり、「どう死んでいくか」と砂時計が逆さに置かれたような不安や恐怖を感じていたように思います。
起業家として、経営者として、責任を果たし続けること、想いのある理念やビジョンの実現に向かって歩み続けること自体に手抜きしてきたつもりはありませんし、サンクスラボの経営者として、成し遂げたい組織文化や事業構想の実現、地域社会への貢献はまだまだ道半ばでありますし、そこへの情熱が失われているわけでもありません。
ただ、たぶん私自身がこれから40代、50代、60代と同様に突き抜けた先に相応の結果が出ているイメージはあるものの、私自身がやがて今を振り返ったときに充実感や幸福感を感じられているのか? 本当にこのまま突き進んでいくことが良いのか? 私自身が自分らしく、心の奥底から感じられる本当の充実感や幸福感は何か? そんな葛藤が生じていたように思います。その葛藤に深く向き合いはじめられた1年であり、その葛藤との対峙の先に、光というか心と体が導かれていく空間というか、自らの命を使うべき道というか、そのようなものこそが最大の他者貢献や社会貢献につながるのではないか、そんな兆しが見えはじめた自分と出逢えました。(もしかしたら想い出したのかもしれません。)
なにやら恥ずかしいような頼りないような話でもありますが、この葛藤との対峙の先に、自らの未来と会社の未来の器がきっと奥深く大きく広がっていくと希望を感じています。
このように自らに向き合うにあたり、新たな環境にて学びを深めた1年でもありました。(新たな学びの環境が自らに向き合うことにつながったともいえる気がしています。)
ビジネススクール(事業構想大学院大学)に通いはじめ、日頃考えない視点、インプットしない視点にて、自らが取り組む現在の事業や経営の幅に捉われない事業構想のための思考や気付きに出逢えたこと、
カウンセラー・セラピスト養成ための心の学びスクール(岡部明美さんのLPL養成講座)に通いはじめ、自らの探求や再発見、新しい時代の真の豊かさ、いのちが歓ぶ生き方こそが最大の他者貢献であること等に出逢えたこと、
そして、学び舎にて今までの環境では巡り合わない新たな師や仲間と出逢えたことに感謝と喜びを感じています。
「四十余にして惑わず」と、およそ2年か3年後くらいに深く肚落ちできるよう今年も学びを深めたいと思います。

さて、2022年の私のテーマですが、「心をつなぐ、旅をはじめる1年」といたします。
年始早々に我が国でも、オミクロン株の感染拡大による第6波がはじまり社会不安が募っております。
この2年間コロナ渦が続き、特に社内においては日々の感染対策、外出や移動の自粛も続き、社内でのコミュニケーションが取りにくい(特に対面で)状況が日常的になっています。
総勢300名が30強の拠点に跨り日々の業務を行う私たちですが、コロナ前はなるべく大人数でのリアルコミュニケーションや社内行事も割と多く行っておりましたが、この2年間はリアルで対面できていないパートナーも多数おり、寂しい気持ちを感じています。
そんなコロナ禍においても各拠点のパートナーたちが、各地域社会やネット空間において支援対象者やご家族、ユーザーやお客様との心のつながりを育み続けてくれていること、そして会社を支えてくれていることを頼もしく思い、とても感謝しています。
コロナが落ち着いたら社内のコミュニケーションをまた活性化させたいと思いウズウズしておりましたが、今後も人類はコロナと長い年月寄り添っていくことになりそうですので、「コロナが落ち着いてから」ではなく、「ウィズコロナにおける社内コミュニケーション」にしっかり向き合っていきたいと思います。
社内コミュニケーションの活性化自体は手段ですが、各パートナーが地域社会やネット空間において日々取り組んでくれているように、「心と心のつながり」により、各パートナーたちと周囲の人や地域社会と共に幸せになる拠点づくり・組織づくり・会社づくりをしたいと強く感じています。さらに、それらを自然と取り組めるチーム・サンクスラボとしての在り方というものを育みたいです。
2022年のテーマとしてありますが、この1年に限らず「心と心をつなぎつづける企業文化」をつくり続けていく、深め続けていくことにコミットし、「心をつなぐ、旅をはじめる1年」をテーマとしました。
また、公私ともに私自身の在り方としても、かなり思考に偏ってきたここ20余年でしたが、心の学びで出逢いはじめた感性を大切に、意図的に「考えること」よりも「感じること」、つまり「心」を意識したいと思います。(まだまだ心の修行中の身ですが。)
チーム・サンクスラボの中核メンバーである私のKPTといたしまして。
※Keepを維持、Problemの改善は前提として、その一部重複および追加のトライを以下に記載。
2021年の年初挨拶のKPTにて共有をコミットしておりました平均1日歩数(7500歩)と良書の紹介(30冊)ですが、平均1日歩数はスマホの万歩計によると約6700歩でした。スマホ不所持時での運動も考慮すると目標未達でありながらも割と動いた1年だったかなとは思います。(その前の年が動いてなさすぎるのですがw)
読書については、年初に要約含めて年間180冊と意気込んでましたがw、早々にダブルスクールすることになり読書方針は変更しまして、結果としてはもろもろ50冊くらいでしたかね。(スクールにて読み応えのある課題図書もそこそこあってそれも含めて。)
多くの良書がありましたが、特に印象に残った5冊を紹介しておきます。(厳選しましたw)
② ザ・ミッション(人生の目的の見つけ方) / Dr ジョン F ディマティーニ
③ 地球の未来のため僕が決断したこと(気候大災害は防げる) / ビル ゲイツ

そして個人的な気まぐれ趣味の短歌についても2021年のベスト句と総括句を共有させていただきます。(昨年は素人ながら20程の句を詠みましたので、そこから厳選の2句を紹介w)
「美ら海の 白化珊瑚に 我を問い 朽ちぬ彩り 想い決めたり」
【解説】
沖縄でサンゴ保全活動を始めるにあたり、世界遺産に認定された本島北部の海にて、サンゴの彩りを後世に残し、増やしていくことでの地球、生物、社会への貢献の覚悟を詠いました。朽ちぬ彩り、彩りを想い、想い決めたり、を掛けてみましたw
「我訪ね 心の学びを 尋ねれば 夜明け感じる 精神革命」
【解説】
自己の探求にあたり心の学びと出逢い、そして学び、自らの心の変革の予兆や希望を前向きに感じることができ、そして産業革命、情報革命に次ぐ、心と寄り添う新しい時代への変革、まさに「精神革命」の時代到来を予感し、自らもその革命の志士として一端を担い、真の豊かさを共感したいと感じるようになった1年だったと振り返って年末に詠いました。

長くなりましたが、締めに入ります。
コロナ禍の2021年、緊急事態宣言やまん延防止期間の移動は自粛していましたが、出張が多い時期もあり、振り返ってみるとわりと各地を訪ねていました。
「アイディアやクリエイティブと移動距離は比例する」、と耳にすることがあります。
海外の行き来はまだしばらくできなそうですが、コロナ禍が緩和された際には、社内の各拠点に顔を出したり、新たな開拓や機会のために出張や旅行をしたりしたいものです。
出張先や旅先ではまた一句、詠いたいと思います!

私の主な活動エリアについてですが、早いもので沖縄生活も丸6年となりました。
サンクスラボも先日の12月1日、おかげさまで6周年を迎えました。第7期目に突入しております。
昨年は沖縄の本社(那覇市)の拡張移転をしたり、管理部門(バックオフィス)、新規事業や新規プロジェクトの体制強化を本社にて行っていることと、沖縄でのサンゴ保全活動の事業化についても当面腰を据えて取り組んでいくつもりでして、変わらず沖縄を拠点のベースとして、コロナ禍次第もありますが、毎月東京への行き来きをしつつ、九州や本州の各地をなるべくフットワークよく移動し、たまに海外にもいけるようになるとよいかと思っています。
海外拠点のベトナム(ホーチミン)と韓国(ソウル)では、国の事情が違う中、この2年間、それぞれのコロナ禍での奮闘をしてくれており頼もしい限りです。今年はなんらか対面での再会ができることも期待しています。(特に昨年のベトナムは長い外出規制等もあり、本当にお疲れ様でした。)

それではみなさん、2022年、心をつなぐ、旅のはじまりです。
チーム・サンクスラボ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
※昨年2021の年初挨拶も参考にリンクしておきます。