人と技術の無限の可能性で、ソーシャルグッドを楽しむ。
私たちは、上記のパーパスを軸に、フィロソフィーに従って活動しています。
私たちのパーパス(存在意義)は、「人と技術の無限の可能性で、ソーシャルグッドを楽しむ。」です。
私たちが「人の可能性、技術の可能性を信じる」ということを意味します。
人は、どのように捉えられるかで、その可能性が大きく変わります。障がい者の方も、老若男女や国籍を問わず、一方的に「助けが必要な人」と見るのではなく、人の可能性を信じ「共に価値を創り出せる人」として接することで、そのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
そのために、技術の可能性を活用することは、大きな力になります。かつて不可能とされたことも、先人たちが挑戦を続け、失敗と成功を繰り返してきました。その結果、文明が進化し今では当たり前のこととして、私たちが享受しています。だからこそ、私たちも人と技術の可能性に向き合い、その無限の力を引き出すために挑戦を続けていきます。
「ソーシャルグッド」という言葉は、社会や地球に良い影響を与える活動を指します。私たちが考える「ソーシャルグッド」は、従来のボランティアやNPO活動のような無償の取り組みではありません。私たちは、目に見える社会課題の解決に加えて、潜在的な社会のニーズにも目を向け、その解決を通じて新たな価値を創出します。
私たちが目指すのは、社会性と経済性の両立を図りながら、人々が自身の可能性を実感し、未来に希望を持てる仕組みを築くことです。具体的には、事業を通じて持続可能な収益を確保する一方で、ソーシャルグッドな取り組みをすることで個々が社会の中で果たす役割を実感し、自信を持てるような環境を作り上げます。
人は、他者、社会、地球に良い影響を与えているという実感を通して喜びを見出して、楽しむことで、日々の幸福を感じます。そして、その幸福は自然と周囲にも広がっていきます。だから、私たちが「ソーシャルグッド」を楽しみ続けることは、私たち自身、他者、顧客の成長や存在価値の向上につながると信じています。さらに、この活動は、社会や地球への貢献となり、人、事業、地域全体に良い循環を生み出すと確信しています。
私たちは、このパーパスを通じて、関わる誰もが互いに可能性を感じられる社会の実現を目指しています。これは、一見不可能に思えるかもしれません。しかし、私たちは人と技術の無限の可能性を信じ、ソーシャルグッドな取り組みを行うことで、その実現が可能になると信じています。
私たちのパーパスを支えるのがフィロソフィー(企業理念)です。フィロソフィーは、「誰もが可能性を感じ合える社会へ」をグランドビジョンに、4つの要素で構成されています。
1.
グランドビジョン:「誰もが可能性を感じ合える社会へ」
このグランドビジョンは、私たちの進むべき方向を示しています。私たちは、人々が互いに可能性を感じ合い、認め合う関係を築くことで、社会全体がより良い方向へ進むと考えています。「誰もが可能性を感じ合える社会」の実現は、一見困難に思えるかもしれません。しかし、「Beyonjoy(ビヨンジョイ)」を合言葉に、「期待を超えた可能性への気付き」を大切にしながら、∞クレド(8つの行動指針)に基づいて行動することで、このグランドビジョンに一歩ずつ近づけると信じています。
2.
バリュー(大切にする価値基準):「期待を超えた、可能性への気付き」
このバリューには、私たちが関わるすべての人々、つまり自分自身、チーム、社員、障がい者の方、顧客、社会に対して、「期待を超えた可能性に気付くきっかけを提供する」という意味が込められています。
私たちは、このバリューを大切にし、日々工夫を重ねながら価値を提供しています。その結果、私たち自身も受け取る側も「可能性の広がり」に気付きます。このその気づきが連鎖することで、「誰もが可能性を感じられる社会」が実現すると信じています。
3.
∞クレド(8つの行動指針):
私たちは、8つの行動指針を「∞(ムゲン)クレド」と呼んでいます。「8」 を横にすることで 「∞(ムゲン)無限」となります。このクレドは、私たちのパーパスを、日々の具体的な行動指針に落とし込んだものです。
4.
スローガン:Beyonjoy(ビヨンジョイ)
「Beyonjoy(ビヨンジョイ)」とは、「Beyond(超える)」と「Enjoy(楽しむ)」を組み合わせた造語です。私たちは、「Beyonjoy(ビヨンジョイ)」を合言葉に 、不安や困難な状況にも臆することなく、「誰もが可能性を感じ合える社会」を目指して、楽しみながら挑戦を続けます。
サンクスラボとは、どういう意味ですか?
「サンクスラボ」という社名には、「感謝(Thanks)」を探求(Lab)し、実践していくという想いが込められています。
私たちは、関わるすべてのヒトやコトに対して、互いに尊重し合い、感謝の気持ちを持ち合い、その感謝の気持ちを深めて続けていくという想いを込めた社名であり、私たちの大切な基本スタンスとなっています。
どのようにソーシャルグッドを実現していますか?
私たちは、「ソーシャルグッド」を実現するために、常識を超えるシナジーで、「社会性・経済性・精神性の知恵の輪」を解き続けます。
社会性とは、事業活動を通じて、関わる人々全てが幸せになれる仕組みを創り出すことです。私たちが事業を展開する障がい福祉領域は、「ボランティア」や「奉仕」の精神で、NPOのように他者や社会に貢献する姿勢が求められることもありました。しかし、私たちは、社会性と経済性を両立しながら、自分自身を肯定し可能性を信じ、他者に貢献する仕組み創りを行っています。その結果、単に収益を上げるだけでなく、社会的なインパクトを持てると考えています。
経済性とは、持続可能な収益を確保することです。なぜなら、持続的に「ソーシャルグッド」な取り組みを行うために、経済性がしっかりと確保されることで、社会性や精神性を追求するためのリソースが生まれ、事業が成長し続けることが可能になるからです。
精神性とは、私たちの「ありたい姿」です。「ありたい姿」とは、私たちが「心温まるワンチーム」 を築き、「ソーシャルグッド」を通して、「可能性を感じられる社会」の実現を目指すことです。数値や目に見えるものだけでなく、感情を大切にし「心でつながる」組織文化を育み、その精神性によって、対立しやすい社会性と経済性を調和させます。その結果、シナジーが生まれます。このシナジーは単なる相乗効果に留まらず、新たな視座を築き、創意工夫を重ねることで生まれる「常識を超えたシナジー」です。このシナジーによって、私たちは「知恵の輪」 を解き続けます。
事業領域を教えてください。
私たちは、「人と技術の無限の可能性で、ソーシャルグッドを楽しむ。」をパーパスに、1.障がい福祉、2.デジタル、3.サステナブルの3つの事業領域を展開しています。これらの事業は、相互に連携し「常識を超えたシナジー」を生みながら、社会や地球に良い影響を与える「ソーシャルグッド」な取り組みをしています。
障がい福祉領域では、IT技術を活用した就労支援事業や、200社に及ぶ企業の障がい者雇用支援を行い、障がいのある方の自立した社会参加を支援しています。
デジタル領域では、IoTや生成AIを活用し、社会課題解決のためのサービス開発やスタートアップ支援も行っています。
サステナブル領域では、サンゴによる環境保全やふるさと納税に関わる地方創生を通じて、持続可能な社会の実現を目指しています。
私たちは、このような取り組みを通じて、「人と技術の無限の可能性」 を信じ、「ソーシャルグッド」を心から楽しみ続けます。
現在どのような取り組みを行っていますか?
私たちの軸となる取り組みは、「すべての関わる人々が幸せになる仕組みを創ること」です。障がい者雇用支援では、社会保障に依存せず、民間企業での雇用を促進する「サテラボ」という仕組みを導入。これにより、障がいのある方が自立して働ける環境を提供し、顧客に価値を感じてもらっています。
さらに、沖縄で行っているソーシャルグッド型のサンゴ保全事業は、障がい者就労支援と環境保全を両立させるモデルケースであり、ブルーカーボンなど成長分野への挑戦も視野に入れています。
また、ふるさと納税事業を通じて、地方自治体を支援することで地方創生にも貢献しています。
私たちは、これらの取り組みを通じて、誰もが可能性を感じ合える社会への実現に貢献していきます。
今後の事業展開について教えてください。
私たちは、誰もがその可能性を最大限に活かせる社会を創るために挑戦を続けます。
まず、現在九州・沖縄を中心に展開しているサンクスラボ流の障がい者支援の仕組みを、必要としている全国の方々へ届けていきます。そしてその先には、海外展開を視野に入れ、より広い地域で私たちの価値を提供できる仕組みづくりを進めていきます。
さらに、生物多様性や環境保全など、社会的意義の大きい分野、成長が期待される市場へのチャレンジにも取り組みます。これらの社会課題を解決に挑戦し続けることで、社会に持続可能な価値を提供していきたいと考えています。
また、顧客の対象を大企業へと広げ、サンクスラボの提供する仕組みを社会のスタンダードにしていくことを目指しています。これにより、障がい者支援の枠を超え、活躍する障がいのある方やそのご家族、離島や地方を含め日本全体にとって、より大きなメリットと安心をもたらすことができると確信しています。
そして、私たちは、事業において、社会課題の解決だけではなく、「もっとこうだったらいいよね」という潜在的なニーズを満たす価値を提供し、「ソーシャルグッド」の実現にむけて活動し続けます。
事業立ち上げの背景について教えてください。
サンクスラボが誕生したきっかけは、私たちが長年提供してきたネットゲーム「MILU」の世界にあります。ゲームの中で、多くの障がいのある方がプレイヤーとして活躍し、ゲームを通じて自己肯定感を高めている様子を目の当たりにしました。その経験を通じて、障がいのある方に向けて、私たち独自の支援ができるのではないかと考え、沖縄を拠点にIT技術を活用した障がい者支援事業を立ち上げました。
他のゲームが「戦いに勝つこと」を目的としている中で、「MILU」は「互いに高め合い、助け合い、感謝し合うこと」を目的にした世界を創りたいという思いから生まれました。現在もその思いは変わらず、仕事を通じてお互いを支え合い、感謝し合える関係を築くことを大切にしています。これからも「みんなが幸せになれるコミュニティ」を創り続け、「誰もが可能性を感じ合える社会」を目指します。